たかせぶね【高瀬舟】 森鷗外(もりおうがい)の歴史小説(れきししょうせつ)。1916(大正5)年発表。京都(きょうと)から高瀬(たかせ)川を下る舟(ふね)の中で,弟殺(ごろ)しの罪(つみ)で遠島になる喜助(きすけ)が,護送(ごそう)役の同心(どうしん)(今の警察(けいさつ)の仕事をした役人)に身の上を語る。コーチ 安楽死の問題と富(とみ)に対する観念(かんねん)をテーマにした,鷗外(おうがい)の歴史小説(れきししょうせつ)の傑作(けっさく)として有名。