たかやまうこん【高山右近】 (1552〜1615)安土桃山(あづちももやま)時代の武将(ぶしょう)。キリシタン大名。洗礼(せんれい)名(キリスト教徒(と)としての名前)ジュスト。摂津(せっつ)国(大阪府(おおさかふ))に生まれる。豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕えて明石城(あかしじょう)の城主(じょうしゅ)となったが,秀吉(ひでよし)の禁教令(きんきょうれい)にしたがわなかったため追放され,加賀(かが)国(石川(いしかわ)県)の前田(まえだ)家に身をよせた。1614年,江戸幕府(えどばくふ)のキリシタン追放令(ついほうれい)によってマニラ(フィリピン)に追われ,その地で死んだ。◇千利休(せんのりきゅう)の弟子として茶の湯にもすぐれていた。