たかゆかじゅうきょ【高床住居】 低湿(ていしっ)地に木造(もくぞう)の家屋をたてるときの様式。水害(すいがい)をさけることや,通風・防虫(ぼうちゅう)などのため,柱は長くとり床(ゆか)を高くする。場合によっては水上にも家屋をつくることがある。東南アジア各地(かくち)のデルタ地域(ちいき)やアマゾン川流域(りゅういき),アフリカなどの熱帯(ねったい)雨林地帯(ちたい)に広く見られる。コーチ わが国では,弥生(やよい)時代や古墳(こふん)時代に倉庫(そうこ)や身分の高い人の家に利用(りよう)されたことが,銅鐸(どうたく)や銅鏡(どうきょう)にえがかれた絵やはにわ,遺跡(いせき)から発見された柱の穴(あな)などから知られる。