たこくせきぐん【多国籍軍】 国際紛争(こくさいふんそう)や内乱(ないらん)をしずめるため,ある国とその同盟(どうめい)国や友好(ゆうこう)国が派遣(はけん)した連合軍(れんごうぐん)。1990年8月のイラクによるクウェート侵攻以来(しんこういらい),アメリカ合衆国(がっしゅうこく)をはじめ28か国がペルシャ湾(わん)岸とその周辺(しゅうへん)に派遣(はけん)したさまざまな部隊(ぶたい)が,最初(さいしょ)の多国籍軍(こくせきぐん)となった。◇多国籍軍(こくせきぐん)は,国連(こくれん)安全保障(ほしょう)理事会の対イラク武力(ぶりょく)行使容認決議(ようにんけつぎ)にもとづいて派遣(はけん)されたが,あくまで多国籍軍(こくせきぐん)であり,国連憲章(こくれんけんしょう)にもとづく国連軍(こくれんぐん)ではない。1992年12月,ソマリアにもアメリカを中心とする多国籍軍(こくせきぐん)が派遣(はけん)された。