タゴール(ラービンドラナート=) (1861〜1941)インドの詩人・思想家。コルカタの貴族(きぞく)の家に生まれ,17歳(さい)でロンドンに留学(りゅうがく)した。母国インドの文学・宗教(しゅうきょう)に深い関心(かんしん)を示(しめ)し,ベンガル語で詩・小説(しょうせつ)・戯曲(ぎきょく)などを書いた。なかでも詩集『ギータンジャリ』は傑作(けっさく)とされ,1913年にはアジアではじめてノーベル文学賞(しょう)を受賞(じゅしょう)した。また早くからインドの独立(どくりつ)運動に参加(さんか),インドの文化・教育の面でも大きく貢献(こうけん)した。詩集『新月』,戯曲(ぎきょく)『郵便局(ゆうびんきょく)』などがある。