たちばなあけみ【橘曙覧】 (1812〜1868)江戸(えど)時代末期(まっき)の歌人。越前(えちぜん)国(いまの福井(ふくい)県)に生まれる。国学(古学)と和歌に通じていた。『志濃夫廼舎(しのぶのや)歌集』があり,「独楽吟(どくらくぎん)」と題した52首の連作(れんさく)短歌で有名。◇「たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつとひ頭(どいかしら)ならべて物をくふ(う)時」