タックスヘイブン 税率(ぜいりつ)がゼロか,極(きわ)めて低(ひく)く抑(おさ)えられている国(くに)や地域(ちいき)。租税(そぜい)回避地(かいひち)ともいう。パナマ,ケイマン諸島(しょとう),モナコ公国(こうこく),ドバイ(アラブ首長国連邦(しゅちょうこくれんぽう)),バーレーンなどがこれにあたり,世界中(せかいじゅう)の大企業(だいきぎょう)や富裕層(ふゆうそう)が税金逃(ぜいきんのが)れや資産隠(しさんかく)しのために,タックスヘイブンに資産(しさん)を移(うつ)している。大企業(だいきぎょう)や富裕層(ふゆうそう)がタックスヘイブンへ資産(しさん)を移(うつ)すことによって,大企業(だいきぎょう)や富裕層(ふゆうそう)が属(ぞく)する国(くに)は必要(ひつよう)な税収(ぜいしゅう)を得(え)られないなどの問題(もんだい)が生(しょう)じる。◇英語(えいご)で“tax(タックス)”は税金(ぜいきん),“haven(ヘイブン)”は避難場所(ひなんばしょ)を意味(いみ)する。