タツノオトシゴ かわった形の海水魚で,海藻(かいそう)のしげった浅い海にすむ。ふだん,尾部を海藻などに巻きつけて,体をほぼ垂直(すいちょく)にしている。小動物を水とともにすいこんで食べる。雄(おす)の腹(ふく)面には大きな育児(いくじ)のうがあり,雌(めす)はこの中へ卵(たまご)をうみこむ。卵(たまご)からかえった稚魚(ちぎょ)は育児(いくじ)のうからうみだされる。全長(ぜんちょう):約(やく)8cm。分布(ぶんぷ):日本各地沿岸(かくちえんがん)。(硬骨魚類(こうこつぎょるい) ヨウジウオ目 ヨウジウオ科)コーチ 食用にはしないが,乾燥(かんそう)したものは安産(あんざん)のお守りや飾(かざ)り物にされる。