だてまさむね【伊達政宗】 (1567〜1636)安土桃山(あづちももやま)時代・江戸(えど)時代初期(しょき)の武将(ぶしょう)。仙台藩(せんだいはん)の祖(そ)。輝宗(てるむね)の長男。出羽(でわ)国(山形(やまがた)県)米沢(よねざわ)を居城(きょじょう)として,二本松氏(にほんまつし)・芦名氏(あしなし)らをほろぼして奥羽(おうう)(東北地方)の大半をしたがえたが,豊臣秀吉(とよとみひでよし)の小田原(おだわら)平定のときに降伏(こうふく)。のちに関ヶ原(せきがはら)の戦(たたか)いでは上杉氏(うえすぎし)と対立して徳川家康(とくがわいえやす)に味方し,その功(こう)により仙台藩(せんだいはん)62万石(ごく)を領(りょう)した。◇茶道や絵画にもすぐれ,1613年に支倉常長(はせくらつねなが)をローマに派遣(はけん)した。