たなべさくろう【田辺朔郎】

（1861〜1944）明治(めいじ）〜昭和時代の土木工学者。東京(とうきょう）の生まれ。工部大学校（今の東京(とうきょう）大学工学部）を卒業(そつぎょう）すると同時に，琵琶(びわ）湖の水を京都(きょうと）に引く琵琶湖疏水(びわこそすい）の工事を京都府(きょうとふ）知事北垣国道(きたがきくにみち）よりまかされる。9年がかりで疏水(そすい）は完成(かんせい）し，1891（明治(めいじ）24）年，日本で最初(さいしょ）の水力発電所をつくった。のちに東京帝国(とうきょうていこく）大学教授(きょうじゅ）・工科大学長を歴任(れきにん）。