タブレットとは「板状」「額ぶち」の意味。薄い本体にパーソナル=コンピュータの処理機能,入力装置,ディスプレイ・スピーカーなどをまとめたもので,見た目「額ぶち」形態のパソコンのこと。入力はディスプレイへのタッチパネル,ペンタッチ方式が中心だが,回転式・引きだし式のキーボードを備えたコンパーチブルタイプのものもある。2002年にMicrosoft社がWindows XP Tablet PC EditionのOSを搭載した機種を発売したのにはじまるが,高価なこともあって業務用ぐらいにしか普及しなかった。その後,専門機能に特化した電子書籍やスマートフォンが一般化していったが,これらも広い意味でのタブレット=パソコンにふくまれる。2010年,アマゾン社の第3世代キンドル,シャープのGALAPAGOS,そしてApple社のiPadの発売で一気に普及することになった。現在では各メーカーがAndroid OS搭載のタブレット=パソコンを販売している。