*たまむしのずし【玉虫厨子】 法隆寺(ほうりゅうじ)につたわる飛鳥(あすか)時代の厨子(ずし)(仏像(ぶつぞう)などをおさめる箱形の容器(ようき))。周囲(しゅうい)の装飾(そうしょく)金具の下に,タマムシの前羽をはってあるのでこの名称(めいしょう)がある。須弥座(しゅみざ)の上に宮殿(きゅうでん)形がのった厨子(ずし)で,高さは233cm。宮殿(きゅうでん)部のとびら,須弥座(しゅみざ)の上下部の四面の壁(かべ)にえがかれた絵画は飛鳥(あすか)時代を代表する貴重(きちょう)な遺品(いひん)である。国宝(こくほう)。