だんかいせだい【団塊世代】 日本の,1947(昭和(しょうわ)22)年から1949(昭和(しょうわ)24)年にかけて生まれた世代の人間をさす言葉。終戦(しゅうせん)後の第1次ベビーブームに生まれた世代で,出生数は約(やく)806万人,現在(げんざい)の人口は約(やく)700万人で,その前後の世代をあわせて最大(さいだい)の人口集団(しゅうだん)をつくる。人口が多く入学や就職(しゅうしょく)できびしい競争(きょうそう)を経験(けいけん)してきたため独特(どくとく)の生活意識(いしき)をもっている世代ともいわれる。「戦争(せんそう)を知らない子どもたち」,1960年代の大学紛争(ふんそう)にかかわった「全共闘(ぜんきょうとう)世代」ともよばれたが,作家堺屋太一(さかいやたいち)の命名によって「団塊(だんかい)の世代」(団塊(だんかい)世代)の名前が定着した。