たんがん【単眼】 昆虫類(こんちゅうるい)・クモ類(るい)・多足類(るい)などの節足動物(せっそくどうぶつ)に見られる小型(こがた)で簡単(かんたん)な構造(こうぞう)の目。昆虫(こんちゅう)では,複眼(ふくがん)も単眼(たんがん)も消失(しょうしつ)したものもある。昆虫(こんちゅう)の単眼(たんがん)の数はふつう3個(こ)であるが,ときには2個(こ),きわめてまれに1個(こ)のものもある。クモではふつう8個(こ)。この単眼(たんがん)はきわめて不完全(ふかんぜん)な視覚器(しかくき)で,単(たん)に明暗を感ずる程度(ていど)にすぎない。