ヒトや動物の子どもが,新しい生命として生まれてくること。動物には,卵で生まれ,その卵から子が出てくるものと,ヒトと同じように,親と似た形の子どもが直接生まれてくるものとがある。いずれの場合も,雄の精巣でつくられた精子によって雌の卵巣でつくられた卵(卵子)が受精し,その受精卵が成長・発達して,子の体がつくられる。生まれ出るまでの子は,卵で生まれるものは卵の中の養分をつかって育ち,親と似た形で生まれるものは母親から養分をもらって育つ。
〔ヒトの誕生〕
受精卵は,母親の
子宮の中で,へその
緒を通じて母親から
養分をもらいながら育っていく。
受精後,30日目ぐらいで
心臓が動きはじめ,60日目ぐらいで小さいヒトの形となり,85日目ぐらいで男女の
区別がつくようになり,210日目ぐらいでふつう頭が下になり,280日目ぐらいに生まれてくる。