男性と女性が同じように活動できる社会を実現するのに,国や地方自治体,国民は何をなすべきかを定めた法律。現在の日本では,さまざまな分野において,意思決定の場は男性でしめられ,女性の参画は低い水準にある。「男だから……」「女だから……」といった意識で男性と女性で役割が分けられていることが多い。こうした差別をあらため,政治・経済・社会のあらゆる分野に,男女が共同で参画(積極的に自分の意思で企画・立案や決定にもかかわる)することで,お互いの人権を尊重し,性別にかかわりなく,その個性と能力を十分に発揮できる社会を実現しようというもので,1999年6月に施行された。