たんりょうたい【単量体】 重合体に対する語。低(てい)分子量(りょう)の分子で,同種(どうしゅ)または異種(いしゅ)の分子と反応(はんのう)して重合体を生成(せいせい)できるもの。モノマーともいう。縮合(しゅくごう)重合体を合成(ごうせい)するときは異種(いしゅ)の分子間で縮合(しゅくごう)がおこるが,それぞれの出発物をモノマーという。たとえば,6.6-ナイロンの場合の単量(たんりょう)体は,ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸(さん)である。天然(てんねん)高分子物質(ぶっしつ)では基本単位(きほんたんい)となる化合物をさすことがある。たとえば,デンプンの単量(たんりょう)体はD-グルコース。