チアノーゼ 皮膚(ひふ)および外から見える粘膜(ねんまく)が,貧血(ひんけつ)してまっさおになる症状(しょうじょう)。毛細血管(けっかん)および静脈(じょうみゃく)を流れる血液(けつえき)の酸素(さんそ)の減少(げんしょう),二酸化炭素(にさんかたんそ)の増加(ぞうか)がいちじるしいためである。心臓(しんぞう),とくに右心室の疾患(しっかん)や,肺結核(はいけっかく)・肺気(はいき)しゅ,子どもでは気管支炎(きかんしえん)・百日ぜき・ジフテリアなどにかかって,呼吸(こきゅう)に障害(しょうがい)を生じたときなどにおこる。強心剤(きょうしんざい)を注射(ちゅうしゃ)したり,酸素吸入(さんそきゅうにゅう)をほどこしたりする。