チァンツォーミン【江沢民(こうたくみん)】 (1926〜 )中国の政治(せいじ)家。日本読みで江沢民(こうたくみん)。上海(シャンハイ)交通大学在学中に共産党(きょうさんとう)に入党。卒業(そつぎょう)後,モスクワ(ロシア)の自動車工場で研修(けんしゅう)を受け,帰国後は長春(チャンチュン)の自動車工場や機械関係(きかいかんけい)の工場につとめた。1982年に党の中央委員に選(えら)ばれ,1985年シャンハイ(上海)市長になる。1989年から始まる民主(みんしゅ)化運動や天安門事件(てんあんもんじけん)には反対の立場をとり,事件後は党の総書記(そうしょき)に就任(しゅうにん)。1993年に国家主席(しゅせき)となり,小平(トンシャオピン)の死後はその路線を継承(けいしょう)し,市場経済(けいざい)をとりいれた経済の自由化を推進(すいしん)した。2003年国家主席を退任(たいにん)。