ちいるい【地衣類】 生物分類(ぶんるい)上の門(もん)の1つ。地衣(ちい)植物ともいう。特異(とくい)な植物群(ぐん)で,藻類(そうるい)と菌類(きんるい)の2つの別(べつ)の門の共生体(きょうせいたい)である。藻類(そうるい)が子のう菌類(きんるい)と共生(きょうせい)したものを子のう地衣類(ちいるい)とよび,ウメノキゴケ・ハナゴケなどがある。担子菌類(たんしきんるい)と共生(きょうせい)したものを担子地衣類(たんしちいるい)といい,スエヒロゴケなどがある。藻類(そうるい)は,らん藻類(そうるい)か緑藻類(りょくそうるい)。コーチ 外形で分けると,葉状地衣(ようじょうちい)・樹状地衣(じゅじょうちい)・糸状地衣(しじょうちい)・固着地衣(こちゃくちい)などに分けられる。