チェコじけん【チェコ事件】 1968年,チェコスロバキアの民衆(みんしゅう)や共産党(きょうさんとう)政権(せいけん)による民主(みんしゅ)化の動きを,ソ連(れん)などが軍事介入(ぐんじかいにゅう)してつぶした事件(じけん)。旧(きゅう)チェコスロバキアで「人間の顔をした社会主義(しゅぎ)」をもとめる動きが高まり,1968年1月ドプチェク政権(せいけん)が成立(せいりつ),検閲(けんえつ)をやめるなど改革(かいかく)を進め「プラハの春」といわれたが,同年8月にソ連軍(れんぐん)などが侵入(しんにゅう)して占領(せんりょう)し,改革(かいかく)の動きをおさえつけた。