*チェーホフ(アントン=パブロ=) (1860〜1904)ロシアの小説(しょうせつ)家・劇(げき)作家。短編(たんぺん)の名手として世界的(せかいてき)に有名。モスクワ大学入学と同時に,生計を助けるため多くの短編(たんぺん)を書き,1889年『わびしい話』で作家的地位(さっかてきちい)を確立(かくりつ)。サハリンに旅をして旅行記『サハリン島』を書いたあと,『すぐり』『可愛(かわい)い女』『いいなずけ』などの作品を発表。コーチ 4大戯曲(ぎきょく)といわれる『かもめ』『ワーニャ伯父(おじ)さん』『三人姉妹』『桜(さくら)の園』で,当時のロシア社会で方向をうしなった知識(ちしき)人のすがたをえがき,新しい時代や生活への期待を示(しめ)した。