ちこう【地溝】 ほぼ平行する2つの断層(だんそう)にはさまれて,陥没(かんぼつ)している帯状(おびじょう)の地形。周辺(しゅうへん)にくらべ,標高(ひょうこう)のひくい地面になっていて,盆地(ぼんち)とよばれることが多い。断層(だんそう)地形がのこっていたり,かつての断層(だんそう)をおおって扇状(せんじょう)地が発達(はったつ)していたりする。用例 わが国のフォッサマグナ(本州の中央部に南北に横断(おうだん)する地溝帯(ちこうたい)),アフリカ東部から死海にかけての大地溝帯(ちこうたい)などがよく知られている。