ちのう【知能】 反応(はんのう)の型(かた)がきまっていない,目的(もくてき)にあった行動をとる能力(のうりょく)。一般的(いっぱんてき)に動物が過去(かこ)に経験(けいけん)していない事態(じたい)に直面した際(さい)に,ある目的(もくてき)をもった偶然(ぐうぜん)でない行動をとった場合,それは知能(ちのう)にもとづいたものであるという。知能的(ちのうてき)行動は動物によって大きな差(さ)があり,大脳(だいのう)が発達(はったつ)するにつれて,判断(はんだん)・工夫・想像(そうぞう)・記憶(きおく)・応用(おうよう)などによってきわめて複雑(ふくざつ)な行動をとるようになってくる。