ちゅうかんし【中間子】 素粒子(そりゅうし)の一種(いっしゅ)。メソンともいう。当初(とうしょ)は電子と陽子の中間の質量(しつりょう)をもつ素粒子(そりゅうし)をさす名称(めいしょう)として用いられたが,現在(げんざい)では強い相互(そうご)作用を行う素粒子(そりゅうし)のうち,アインシュタイン=ボースの統計(とうけい)にしたがう粒子(りゅうし)に対する名称(めいしょう)として用いられている。代表的(だいひょうてき)なものにπ(パイ)中間子,K中間子がある。◇1935年湯川秀樹(ゆかわひでき)が予想し,1947年に発見された。