*ちゅうそんじ【中尊寺】 岩手(いわて)県西磐井郡平泉(にしいわいぐんひらいずみ)町にある天台宗(てんだいしゅう)の大本山。東北地方屈指(くっし)の名刹(めいさつ)。平安時代の末(すえ)に藤原清衡(ふじわらのきよひら)が寺院をたてたのに始まり,1126年に落成(らくせい),勅願寺(ちょくがんじ)となった。阿弥陀堂(あみだどう)である金色堂(こんじきどう)と経蔵(きょうぞう)をのぞいて,現在(げんざい)の建物(たてもの)はのちに再建(さいけん)されたもの。2011年,「平泉(ひらいずみ)-仏国土(ぶっこくど)(浄土(じょうど))を表す建築(けんちく)・庭園及(およ)び考古学的遺跡群(てきいせきぐん)」の一つとして,世界文化遺産(いさん)に登録(とうろく)された。