ちょうか【長歌】 和歌の形式の1つ。5音7音の句(く)を3つ以上(いじょう)くりかえして,最後(さいご)に7音でしめくくる構成(こうせい)の和歌。奈良(なら)時代の『万葉集(まんようしゅう)』には260首あまりの長歌がおさめられているが,平安時代の『古今和歌集(こきんわかしゅう)』では見られない。コーチ 奈良(なら)時代の長歌は大部分が反歌(はんか)(長歌のあとにそえた短歌)をともなっており,柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)・山上憶良(やまのうえのおくら)・高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)らが代表的(だいひょうてき)な作者としてあげられる。