*ちょうかく【聴覚】 空気中や水中をつたわる音波に対する感覚(かんかく)。動物によりその聞きとれる範囲(はんい)は異(こと)なり,ヒトでは約(やく)20〜2万Hz(ヘルツ)といわれる。空気振動(しんどう)は外耳から入って,鼓膜(こまく)を振動(しんどう)させ,それが耳小骨(じしょうこつ)を通して前庭窓(ぜんていそう)より渦巻管(うずまきかん)内のリンパを振動(しんどう)させ,コルティ器(き)の感覚細胞(かんかくさいぼう)を刺激(しげき)して,音としての感覚(かんかく)を生じさせる。