ちょうじゅうぎが【鳥獣戯画】 擬人(ぎじん)化されたサル・ウサギ・カエルなどの動物の姿(すがた)や人物の勝負ごとのありさまを集めてえがいた4巻(かん)の絵巻(えまき)。紙にえがいた白描(はくびょう)画で京都(きょうと)の高山寺(こうざんじ)にあり,国宝(こくほう)。鳥羽僧正(とばそうじょう)覚猷(かくゆう)筆とされるが,甲(こう)・乙巻(おつかん)は平安時代末(まつ),丙(へい)・丁巻(ていかん)は鎌倉(かまくら)時代の作とされ,同一筆ではない。◇鳥獣(ちょうじゅう)人物戯画(ぎが)ともいう。