ちょうりゅうどう【超流動】 極低温(きょくていおん)における液体(えきたい)ヘリウムⅡが示(しめ)す特異的(とくいてき)な流動性(せい)をいう。ヘリウム気体は4.2Kで液体(えきたい)ヘリウムとなるが,この温度をさらに下げると2.2Kで特殊(とくしゅ)な状態(じょうたい)になる。この液体(えきたい)は,ふつうの液体(えきたい)が通れないような細い管(かん)を通りぬけたり,容器(ようき)に入れておくとその壁(かべ)をはい上がって外に流れでてしまうなどの性質(せいしつ)を示(しめ)す。これを総称(そうしょう)して超流動(ちょうりゅうどう)という。