つうじゅんきょう【通潤橋】 熊本(くまもと)県山都(やまと)町にある石造(せきぞう)のアーチ型(がた)水道橋。1854年に布田保之助(ふたやすのすけ)の指揮(しき)のもとに石工橋本勘五郎(いしくはしもとかんごろう)らの手で完成(かんせい)。橋の中央に2すじの水路を通し,飲み水とかんがい用水と交通の便(べん)をかねた。◇サイホンの原理を応用(おうよう)し,高台に水を送るように考えた橋。