*ディケンズ(チャールズ=) (1812〜1870)イギリスの小説(しょうせつ)家。貧(まず)しい少年時代をおくったあと新聞記者となり,最初(さいしょ)の長編(ちょうへん)『ピクウィック=ペーパーズ』でみとめられた。次いで孤児(こじ)オリバーの一生をえがいた『オリバー=トゥイスト』,クリスマスにちなんだ『クリスマス=カロル』,自伝的小説(じでんてきしょうせつ)『デビッド=コパーフィールド』,歴史小説(れきししょうせつ)『二都物語(にとものがたり)』などを書いた。◇ディケンズは下層(かそう)階級の人々にあたたかい目をむけ,ユーモアと感傷(かんしょう)にとんだ文章でその生活を表現(ひょうげん)して,国民的(こくみんてき)大作家となった。