ていじょうは【定常波】 媒質(ばいしつ)が振動(しんどう)していても,つたわっていないように見える波を定常(ていじょう)波または定在(じょうざい)波という。試験管(しけんかん)の口の所をふいたり,尺八(しゃくはち)やフルートをふくとき,パイプ中の空気の波は定常(ていじょう)波となる。弓や弦楽器(げんがっき)の弦(げん)の振動(しんどう)も定常(ていじょう)波である。同じ媒質(ばいしつ)中を同じ波長の波がたがいに反対に進むとき,重なりあって定常(ていじょう)波ができる。定常(ていじょう)波では振幅(しんぷく)が最大(さいだい)になっている所(腹(はら))と,動かない所(節(ふし))とが交互(こうご)にできる。