ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Dynamic Random Access Memory)。半導体メモリの一種で,リフレッシュ(記憶保持動作)を必要とする揮発性メモリ。電荷がある場合に記憶を保持し,電源供給がなくなると記憶情報は失われるメモリで,パソコンの主記憶装置,デジタルカメラなどに広く使われている。随時書き込み・読み出しができるため情報処理過程で必須のメモリである。◇1999(平成11)年,日立製作所と日本電気が共同で設立したエルピーダメモリが日本唯一のDRAM製造メーカー。一時は世界シェアの約19%をしめたが(2008年),アジア諸国の後発メーカーの急成長と円高による影響で経営不振におちいった。