*デカンこうげん【デカン高原】 インド半島の大部分をしめる高原。西縁(さいえん)の西ガーツ山脈(さんみゃく)から東にむかってひくくなり,東ガーツ山脈(さんみゃく)に終わる。高原の中部から北西部にかけて,面積(めんせき)50万km2の世界最大(さいだい)の溶岩(ようがん)台地が広がる。台地の表面は風化し,綿花栽培(めんかさいばい)に適(てき)する「レグール」とよばれる黒土を形成(けいせい)。雨量(うりょう)は少なく,ため池が多い。金・鉄・マンガン・クロムなどを産出(さんしゅつ)。◇綿花(めんか)の大産地(さんち)として重要(じゅうよう)である。