デスモスチルス 日本の本州からサハリン(樺太(からふと)),北アメリカにわたる北太平洋の沿岸(えんがん)にだけ生息した化石哺乳類(ほにゅうるい)。頭骨(とうこつ)は厚(あつ)い骨(ほね)でできていて,低(ひく)く平らである。長い頭で,鼻は前に向いている。下あごの前に,門歯と犬歯がシャベル状(じょう)に前に向かって生え,臼歯(きゅうし)は丸い柱をたばねたような形をしている。4本の足は,太くがんじょうにできている。厚(あつ)い板のような胸骨(きょうこつ)が発達(はったつ)している。体長約(やく)2.5m。コーチ 新生代の示準(しじゅん)化石。