デュシャン(マルセル=)【でゆしやん(まるせる=)】 (1887〜1968)アメリカで活躍(かつやく)したフランスの画家・アーティスト。1912年に「階段(かいだん)を降(お)りる裸婦(らふ)№2」をニューヨークのアーモリー=ショーに発表し,話題となった。その作風は不条理(ふじょうり)でアバンギャルドと評(ひょう)された。1915年に渡米(とべい),以後(いご)ニューヨークを拠点(きょてん)に仕事をする。感覚的(かんかくてき)・視覚的(しかくてき)な造形(ぞうけい)に疑(うたが)いをもち,便器(べんき)に署名(しょめい)をしてオブジェとしたり,独自(どくじ)の世界を構築(こうちく)していった。