*デュナン(アンリ=) (1828〜1910)スイスの社会事業家。1859年のイタリア統一戦争(とういつせんそう)における負傷(ふしょう)者の悲惨(ひさん)なすがたを見て,救護(きゅうご)にあたるとともに,傷(きず)ついた兵士(へいし)をすくうための国際的(こくさいてき)なしくみをつくることをとなえた。この結果(けっか),1864年にジュネーブ条約(じょうやく)(赤十字条約(じょうやく))がむすばれ,国際(こくさい)赤十字社(しゃ)が誕生(たんじょう)した。◇1901年に第1回ノーベル平和賞(しょう)を受賞(じゅしょう)。