てらやましゅうじ【寺山修司】 (1935〜1983)昭和時代の歌人・劇(げき)作家。青森(あおもり)県に生まれる。前衛的(ぜんえいてき)な歌人として出発したが,表現(ひょうげん)の場を戯曲(ぎきょく)・小説(しょうせつ)・評論(ひょうろん)へと広げていった。劇団(げきだん)「天井棧敷(てんじょうさじき)」を結成(けっせい),海外公演(こうえん)にも出かけた。戯曲(ぎきょく)『血は立ったまま眠(ねむ)る』『百年の孤独(こどく)』など。◇「マッチ擦(す)るつかのま海に霧(きり)ふかし身捨(す)つるほどの祖国(そこく)はありや」