てんかそうち【点火装置】 火花点火機関(きかん)で,点火プラグに高電圧(でんあつ)をあたえて点火する装置(そうち)。広く使用されているのは次の2方式である。(1)蓄電池(ちくでんち)式。カムによって断続器(だんぞくき)の接点(せってん)を急激(きゅうげき)にはなし1次回路を切ると,点火コイルの2次側(がわ)に高電圧(でんあつ)が誘起(ゆうき)する。(2)マグネット式。低圧(ていあつ)式は,低圧(ていあつ)マグネット発電機(はつでんき)によって低圧(ていあつ)の1次電流を発生させ,これを点火コイルで高電圧(でんあつ)にする。高圧(こうあつ)式は1次と2次コイルを巻(ま)いた高圧(こうあつ)マグネット発電機(き)で1次電流を切り,2次側(がわ)に高電圧(でんあつ)を誘起(ゆうき)する。