でんこう【電光】 雷雲(らいうん)の中や雷雲(らいうん)と地表面との間,あるいは1つの雷雲(らいうん)と別(べつ)の雷雲(らいうん)との間におこる火花放電。電光放電・雷(らい)放電ともいう。雷雲(らいうん)の中では強い上昇(じょうしょう)気流があり,電荷の分離(ぶんり)がおこり,正の電荷は主として雲の上部に,負の電荷は雲の下部にたまるようになる。これらの間の電圧(でんあつ)がある程度(ていど)大きくなると,火花放電がおこる。コーチ せまい意味ではこの放電による発光現象(げんしょう)を意味し,稲妻(いなづま)または稲光(いなびか)りともよばれる。