でんしこうぎょう【電子工業】

電子の働(はたら）きを利用(りよう）した機械類(きかいるい）をつくる工業。エレクトロニクス工業ともいう。第二次世界大戦(たいせん）ごろから本格的(ほんかくてき）に発展(はってん）し，現在(げんざい）もきわめて急速な技術革新(ぎじゅつかくしん）をとげつつあり，自動車工業・鉄鋼(てっこう）業とならぶ重要(じゅうよう）な工業部門である。研究集約的(しゅうやくてき）工業であるため，多額(たがく）の研究開発投資(とうし）と，多くの技術(ぎじゅつ）・研究者の投入を必要(ひつよう）とする。電子の利用範囲(りようはんい）が大きく広がったことによって，通信機械(つうしんきかい）が進歩しただけでなく，コンピュータや電子計測機(けいそくき）などが発達(はったつ）し，あらゆる分野でオートメーションがとりいれられ，新製品(せいひん）が開発されている。

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