でんとうさんぎょう【伝統産業】 近代以前(いぜん)から,ある地域(ちいき)の原料(げんりょう)や技術(ぎじゅつ)などとむすびついて発達(はったつ)してきた産業(さんぎょう)のこと。漆器(しっき)・織物(おりもの)・和紙・陶磁器(とうじき)・玩具(がんぐ)・木工品・酒造(しゅぞう)などがある。専門的(せんもんてき)な知識(ちしき)や高度な技術(ぎじゅつ)を必要(ひつよう)とするものが多く,地域(ちいき)の特産(とくさん)化している場合が多い。京都(きょうと)の絹織物(きぬおりもの),佐賀(さが)県唐津(からつ)や有田(ありた)の陶磁器(とうじき),石川(いしかわ)県輪島(わじま)の漆器(しっき)などはその代表例(だいひょうれい)。