*てんのうしゅけん【天皇主権】 天皇(てんのう)は国の代表者であり,政治(せいじ)の実権(じっけん)をもっているということ。日本では明治憲法(めいじけんぽう)が天皇主権(てんのうしゅけん)であり,国民の権利(けんり)は天皇(てんのう)からあたえられものだった。そこでは,国会や内閣(ないかく)は天皇(てんのう)による政治(せいじ)を助ける機関(きかん)であり,裁判(さいばん)は天皇(てんのう)の名において行われ,軍隊(ぐんたい)の最高指揮官(さいこうしきかん)は天皇(てんのう)であった。◇現在(げんざい)の日本国憲法(けんぽう)は国民主権(こくみんしゅけん)であり,天皇(てんのう)は象徴(しょうちょう)とし,国の政治(せいじ)には関与(かんよ)してはならないことになっている。