てんのほっきょく【天の北極】 地球の自転軸(じく)を北の方向にのばして天球と交わった点。天の北極(ほっきょく)はこぐま座(ざ)にあり,2等星の北極(ほっきょく)星が角度で1度はなれた位置(いち)にある。すべての星は天の北極(ほっきょく)を中心にして円をえがいて回っている。天の北極(ほっきょく)は歳差(さいさ)によって半径(はんけい)23.4度の円周(えんしゅう)上を約(やく)2万6000年で1周(しゅう)しているため,約(やく)1万3000年後には天の北極(ほっきょく)はこと座(ざ)のベガの近くにくる。コーチ 北半球のある地点の緯度(いど)は,その地点での天の北極(ほっきょく)の高度に等しい。