でんぱぼうえんきょう【電波望遠鏡】 天体の電波を観測(かんそく)する望遠鏡(ぼうえんきょう)。電波天体の観測目的(かんそくもくてき)により,単一(たんいつ)開口型(がた)と干渉(かんしょう)計とが使われる。単一(たんいつ)開口型(がた)の代表的(だいひょうてき)なものはパラボラアンテナで,回転放物面を使って電波を焦点(しょうてん)に集める方式である。干渉(かんしょう)計を用いたものは電波干渉(かんしょう)計といわれ,2つ以上(いじょう)のアンテナで同時に電波を受信(じゅしん)し,各(かく)アンテナに入る電波の位相(いそう)の違(ちが)いを利用(りよう)して電波の到来(とうらい)方向を測定(そくてい)する。◇日本では長野(ながの)県野辺山(のべやま)の宇宙(うちゅう)電波観測所(かんそくじょ)に45mの電波望遠鏡(ぼうえんきょう)がある。