てんもんたんい【天文単位】 天体の距離(きょり)を表す単位(たんい)で,地球軌道(きどう)の長半径(はんけい)(平均半径(へいきんはんけい))をものさしとするもの。ケプラーの第3法則(ほうそく)を利用(りよう)すれば,これを単位(たんい)として太陽系(けい)内諸(ないしょ)天体の軌道(きどう)の大きさをひじょうに精密(せいみつ)にもとめることができる。しかし,その軌道(きどう)の大きさをキロメートル単位(たんい)で表すには天文単位(たんい)がキロメートルでわかっている必要(ひつよう)がある。近年は,地球と金星,地球と火星などの間の実距離(じつきょり)をレーダーによって決定し,これから逆(ぎゃく)に正確(せいかく)な天文単位(たんい)のキロメートル値(ち)がもとめられている。コーチ 1天文単位(たんい)は1億(おく)4959万7870kmである。