てんりゅうじ【天龍寺】 京都(きょうと)市右京(うきょう)区嵯峨(さが)にある臨済宗(りんざいしゅう)の寺。京都(きょうと)五山の1つ。1339年,足利尊氏(あしかがたかうじ)が後醍醐天皇(ごだいごてんのう)のめい福をいのって創建(そうけん)したもので,夢窓疎石(むそうそせき)を開山とする。庭園は史跡(しせき)・特別(とくべつ)名勝。◇足利尊氏(あしかがたかうじ)が天龍寺造営(てんりゅうじぞうえい)のために元(げん)(中国)につかわした貿易(ぼうえき)船が天龍寺(てんりゅうじ)船である。貿易(ぼうえき)船には,損益(そんえき)にかかわらず銭(ぜに)5000貫(かん)を天龍寺(てんりゅうじ)におさめることが義務(ぎむ)づけられた。