でんりょくりょうけい【電力量計】 ある時間内に消費(しょうひ)した電力量(りょう)をはかる計器(けいき)。積算(せきさん)電力計ともいう。単相(たんそう)用と三相用,直流用などがある。数値(すうち)の読みとり形式には,指針形(ししんけい)と現字形(げんじけい)とがある。構造(こうぞう)は電圧(でんあつ)コイルと電流コイルとの間にアルミニウムの回転円板があり,反対側(がわ)でU形磁石(じしゃく)がこの円板をはさんでいる。電気器具(きぐ)を使うと電流コイルに電流が流れ,上下の電磁石(でんじしゃく)の働(はたら)きで円板が消費(しょうひ)電力に比例(ひれい)する速さで回転する。したがって,円板の回転数により電力量(りょう)が測定(そくてい)できる。単位(たんい)にはキロワット時(kWh)が使われる。