トウキョウサンショウウオ 関東(かんとう)・中部地方に分布(ぶんぷ)するサンショウウオの一種(いっしゅ)。昼間は草むらや竹やぶなどにかくれ,夜になると昆虫(こんちゅう)やミミズなどをとらえて食べる。産卵(さんらん)の時期は春であるが,海岸近くではやや早く,1〜2月となる。東京付近(とうきょうふきん)では,秩父(ちちぶ)山地のふもと,千葉(ちば)県の海岸近く,三浦(みうら)半島の丘陵(きゅうりょう)にある水田や水たまりなどに産卵(さんらん)する。幼生(ようせい)は淡黄(たんおう)色で,その年の7〜8月ごろには変態(へんたい)を終わって成体(せいたい)になる。体長(たいちょう):7〜10cm。(両生類(りょうせいるい) サンショウウオ目 サンショウウオ科)